ファイトケミカルとは?
phytochemical = phyto × chemical
ファイトケミカル ファイト(植物) ケミカル
ギリシャ語で「植物」の意味を持つ「ファイト」と英語の「ケミカル」を合わせた造語。健康に役立つ 天然の機能性成分 のこと。
機能性成分とは、生きていくための必須栄養素ではないけれども、健康でいるために役立つ機能的な効果が期待される成分のこと です。
人間に必要な五大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)と第六の栄養素(食物繊維)それに並ぶ重要な働きをする成分を持つのが「ファイトケミカル」です。
★代表的なファイトケミカル6つは↓こちら
・ポリフェノール
・カロテノイド
・アミノ酸類
・イオウ化合物
・糖質関連物質
・香気成分
[主なポリフェノール]
本来植物が生きるための物質。抗酸化物質として有効に働く。水溶性があり吸収されやすい。
イソフラボン(大豆・大豆製品など)
カテキン(紅茶・緑茶など)
アントシアニン(ブルーベリー、ぶどうなど)
クロロゲン酸(コーヒー、ごぼうなど)
セサミン(ごま)
[主なカロテノイド]
植物に含まれる色素成分。抗酸化作用が強い。がんや生活習慣病を予防。美肌効果。目の健康を維持。
α-カロテン(緑黄色野菜)
β-カロテン(緑黄色野菜)
y-カロテン(緑黄色野菜)
リコピン(トマト、すいかなど)
アスタキサンチン(鮭、エビ、カニなど)
[イオウ化合物]
強い刺激臭で香り成分が抗酸化作用を発揮。血行をよくする。強い殺菌力。食中毒を防ぐ薬味としても使われる。
アリシン(にんにく)
硫化アリル(にんにく、たまねぎ、ニラなど)
スルフォラファン(ブロッコリー、ブロッコリースプラウトなど)
★ファイトケミカルの7つの効果
・抗酸化作用
・デトックス作用
・血管の老化予防
・免疫力アップ
・骨の老化予防
・目の老化予防
・脳の活性化
まとめ
ファイトケミカルの大きな役割は、抗酸化力。
体内の活性酸素による体のサビを、ファイトケミカルを摂取することで、防ぐことができる。
人間の体内でも活性酸素を無毒化したり免疫バランスを調整する機能はあるが、人間は自ら作り出すことはできないため、植物からとって免疫力アップしよう。
ファイトケミカルを上手にとるコツ
ファイトケミカルを余すところなく摂取するためには、加熱料理おすすめ。
固い細胞壁に囲まれたファイトケミカルは、細胞幕屋細胞の中に入っている。加熱により細胞壁はかんたんに壊れるため、しっかり摂取できます。
皮や種は、命を育むパワーを秘めた部分。スープなどに入れて煮だせばファイトケミカルがスープに溶け出します。
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