薬膳料理 おうち薬膳 身近な食材で薬膳料理を楽しむ

薬膳 なつめ 白湯薬膳
朝は一杯のお白湯から
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”薬膳のエッセンス” を生活に取り入れることで、心も身体も驚くほど変化します。ほんの少しの意識があれば大丈夫。誰でも簡単に取り入れることができる薬膳料理はシンプルで身近なものです。

白湯 乾燥なつめ
朝は乾燥なつめを入れた一杯のお白湯から
  • 健康の基本は「食」にある!
  • 薬膳とは?
  1. そもそも薬膳、薬膳料理とは?
  2. 薬膳の基礎理論
    ・五性・・・身体を温める、冷やす食材 
    ・五味・・・味によって作用が異なる
    ・五季・・・季節に合わせた食材について
    ・身体を構成する「五臓六腑」とは
    ・「気、血、水(津液)」とは?

そもそも薬膳料理とは?

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Photo by Ella Olsson on Pexels.com
  • 「薬食同源」という理念をもとに考えられた食事
  • 漢方の考え・・・ふだんからバランスのよい食事を心がけていれば、病気予防、健康維持できる
  • ふだん食べている野菜や果物、肉、魚介類、にはそれぞれ特有の特質や効能がある
  • 日々の健康を維持するための食事
    • 中国では「薬食同源」(やくしょくどうげん)として、食事を”薬”として考えられてきた
    • 健康維持、病気予防、治療効果がある食事を”薬膳”と呼ぶ
  • 食材のもつ力を利用した食事=薬膳料理
  • 薬膳料理は、自然治癒力を高め病気を改善する
    • 新陳代謝を促進し、人間が本来持っている「自然治癒力」を高める
  • 未病(病気とまではいえない、体がだるい、お腹の調子が悪い、気持ちが晴れないといった病気予備軍)を改善

薬膳の基礎理論

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五性・・・身体を温める、冷やす食材 

  • 熱性・温性・涼性・寒性・平性
  • 五性の効能と代表的な食材
    • 熱性・・・身体を強く温める・痛み止め・冷え性・貧血   サンショウ・トウガラシ、コショウ、羊肉
    • 温性・・・身体を温める・痛み止め(熱性より作用が弱い) ショウガ、クリ、エビ、鶏肉、シソ
    • 平性・・・温めたり冷やしたりする作用を持たない 常食に向いている(作用が穏やか) キャベツ・ヤマイモ・ハトムギ、きくらげ、しいたけ
    • 涼性・・・身体の熱を取る 毒を排出し便通を整える キュウリ・大根・セロリ 小豆、ごぼう
    • 寒性・・・身体の熱を取る (涼性より作用が強い) 鎮静、消炎作用がある 毒を排出し便通を整える 暑い時期に身体を冷やす食材に適している アロエ、アサリ、ニガウリ・スイカ・豆腐

五味・・・味によって作用が異なる

  • 酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味
  • 五味の効能と代表的な食事
    • 酸味(肝)・・・筋肉を引き締める 下痢、寝汗、多汗、頻尿、動機に適応 可食すると喉を傷めやすくする 酸っぱいものが食べたくなるときは、肝機能が弱り始めているレモン・トマト・ザクロ・リンゴ 
    • 苦味(心)・・・便通をよくする 熱を清める 出血性の疾患や下痢、食欲不振、便秘 発熱、ニキビ、に適応  ニガウリ・レタス・ごぼう・杏仁・アロエ、緑茶
    • 甘味(脾)・・・痛みを和らげる 筋肉や精神の緊張を緩める 慢性疲労筋肉痛のどの痛みに適応 甘いものが欲しい時は胃腸(脾)が弱っている ヤマイモ、牛肉、ナツメ、人参・白菜・豆腐・豆・イモ類・果物・はちみつ  
    • 辛味(肺)・・・発散、発汗作用がある 痛みを止める、寒気の軽減 かぜ、冷え、に適応  辛いものが欲しい時は肺系統が弱っている シナモン、ショウガ、ネギ、ニンニク、コショウ、トウガラシ、玉ねぎ、ニラ、らっきょう 
    • 鹹味(腎)・・・便通をよくする 固いしこりをやわらかくする 胃、暴行の働きを補う 塩辛いものがほしくなるときは腎の機能が弱わり始めている 昆布、イワシ、のり、海藻、エビ、イカ 

五季・・・季節に合わせた食材について

  • 五臓(肝・心・脾・肺・腎)は、五季と関連している
    • 春・・・肝機能が盛んになる 
    • 夏・・・心が活性化
    • 長夏・・・脾が活性化
    • 秋・・・肺が活性化
    • 冬・・・腎が活性化
  • 用いる食材
    • 春・・・気の流れをよくする そば、だいこん、せり、セロリ 肝を養う牛乳、豆乳、たまご、ゴマ
    • 夏・・・熱をさます きゅうり、ナス、スイカ、トマト、ニガウリ 気、津液を補給 穀類、キャベツ、
    • 長夏・・・脾の機能低下を補う イモ類、大豆、クリ、穀類、鶏肉 気を巡らせる ショウガ、大葉、大根、冬瓜、
    • 秋・・・体内の感想を防ぐ レンコン、りんご、ナシ、豆腐、卵 体を温める 鶏肉、クルミ、もち米、ハチミツ
    • 冬・・・かぜ予防 エビ、鶏肉、羊肉、ニラ、くり 水分を補う ホタテ、ゴマ、卵、小松菜、乳製品

身体を構成する「五臓六腑」とは

  • 漢方で考える人間の内臓のこと
  • 五臓・・・「肝・心・脾・肺・腎」
  • 六腑・・・「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦 」
  • 五臓の基本的な役割
    • 肝・・・全身の気の流れを調整、肝臓の機能を統括、血を貯蔵、全身の血量の調整
    • 心・・・五臓六腑、循環器系の機能を統括、全身に血を巡らせ、思考意識など精神を制御
    • 脾・・・消化器系の機能を統括
    • 肺・・・呼吸器系の機能を統括
    • 腎・・・泌尿器系、生殖器系の機能を統括 元気をもたらし、全身の水分代謝を調節

東洋医学の考える基礎物質「気、血、水(津液)」とは?

「気、血、水(津液)」は、わたしたちの基礎物質=エネルギー源
人体を構成、生存させる基本要素である。
漢方では五臓六腑を活動させているという考え。
気、血、水(津液)は、おもに飲食物と呼吸によって取り込まれる大気から生成される。
常に体を循環しており、滞ったり不足したりすると内臓などがうまく機能せず病気になると考えられている。
「気、血、水(津液)」の状態は食べ物や日々の過ごし方によって変化する。
自身の「気、血、水(津液)」の状態を知り、薬膳の献立を考えるとよい。

ご自身の体質や季節に合わせて、ふだん使っている身近な食材で始めてみましょう。
ほんの少しの意識で、私たちの身体、明日が変わってきます。

秋の薬膳について

”薬膳のエッセンス” を生活に取り入れることで、心も身体も驚くほど変化します。ほんの少しの意識があれば大丈夫。誰でも簡単に取り入れることができる薬膳料理はシンプルで身近なものです。

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